日本には"スポーツトレーナー"という国家資格は無く、骨折・捻挫などの専門職で、近代的医療技術を身につけた医療資格者として柔道整復師はスポーツジムやスポーツチームに所属し、すでに活躍しています。また、柔道整復師会対象のアスレチックトレーナー講習会や体協のトレーナー講習会を受講するなどしてプロスポーツや地域スポーツで本格的に活動しています。
本校では学生のころから、スポーツケアやサポートに携わるため、金沢市民マラソンなどの各種マラソン大会のケアブースへの参加、柔道大会の救護係として地域スポーツでも活動しています。「接骨アスリートケア」は本校のサポートチームですので、課外活動としての参加をお待ちしています。
金沢マラソンの選手のケアをしてみて、とても勉強になりました。金沢マラソンに向けてストレッチなどの練習をしていましたが、実際に走り終わった選手を施術するのは全然違いました。筋が張っていて少し触っただけで遺体と言う人や、途中で足がつってしまう人もいました。外国人の方への対応も日本語が伝わらないので難しかったです。ケアをしていく中でコミュニケーションをとることは大切だなと感じました。選手との会話でどこが痛いかなどを聞いて的確な施術が出来ました。施術の後、選手の方に良かったと言ってもらうことができて嬉しかったです。
沢山の選手のケアをして、もっと色々な部位の施術をできるようになりたいと思いました。そして、選手にどのように疲労をとったらいいかなども伝えられるようにしたいです。沢山のことを学ぶことができて、いい経験になりました。
金沢マラソンにマッサージやストレッチをしに行きました。授業で習ったことはもちろん、その場でプロの技を吸収して、効率のいいやり方や、体全体を使い体力を温存することで、多くの患者さんを触ることができました。
私が今回参加して次に生かしたいと思ったことは、自分の体がそこまで大きくなく筋力もそんなにないので、体全体を使ってもっと効率よくできたらなと思っています。あと一人ひとりにかける時間が長かったと思ったので、そこは直していきたいです。
先生の施術方法を見て実践してみるとやりやすかったので、これからもどんどん見て学んで実践していきたいと思いました。この金沢マラソンに参加出来てとてもいい経験ができ、更に自分の課題もたくさん見つかったのでこれからも努力していきます。
白山白川郷ウルトラマラソンを通して、たくさんの事を学びました。授業ではわからない患者さんへの気遣いや、他の先生の施術の仕方や声掛けなどたくさんありました。実際に、やってみてわかることや、やってみないとわからないことがあったので、すごく勉強になりました。授業で施術の練習をした時には、「完璧かも!」と自信があったけど、実際に患者さんに施術をしてみると、施術時の力の強さ加減が分からなくて、とても焦りました。練習通りにしていたら、患者さんに「もっと強くしていいよ。」と言われたので自分が思いました。そして、施術の流れも、授業時は時間を意識して決められた秒数でしていたけど、ウルトラマラソンでは、レース中なので早くしてほしいという意見が多かったので、すばやく施術することが多かったと思いました。
白山白川郷ウルトラマラソンでは、レース途中の選手の治療を行いました。レース中ということもあり、たくさんのことを学ぶことが出来ました。
受付、呼び込み、施術など様々な役職を体験しました。受付では、問診を取る素早さが大切で、もたもたしていると断っていく人も数人いました。ランナーの気持ちになり素早く行動する大切さを学びました。
施術では、授業で練習した実技を実践する貴重な経験もさせて頂きました。ランナーには様々な人がいて、タイムを機にかけて早めの施術を求める人やじっくり施術してほしいという人もいました。たくさんのランナーを見るこが出来、対応力が少し付いたと思います。授業でまだ教わっていないことも、実践の場で教わり、たくさん知識も増えました。ウルトラマラソンでの経験を活かしこれからの糧にしていきたいと思います。
このような機会をつくっていただき、ありがとうございました。
私は十一月十五日に行われた金沢マラソンのアスリートケアブースに参加しました。今年から金沢マラソンはフルマラソンになり国内外から一万二千人のランナーが参加し、昨年参加した金沢マラソンよりも規模の大きなものとなりました。
私たちのブースはゴールである西部緑地公園に設置され、レース後の選手のケアが主な活動となりました。私は昨年のケアの反省をいかし、選手とコミュニケーションを取りながら選手にとって効果的なケアをするように意識して行いました。選手とコミュニケーションを取ることによって、一人一人選手に合わせたケアを自分なりに考えることは難しいですが参加できて良かったです。
そして何より、選手の方々から気持ち良かった。ケアしてもらった部位が楽になった。またマッサージしてほしい。といった言葉を頂き、とても嬉しかったです。今回の活動を通して、これからももっと経験を積んで行こうと思いました。これからもこういったケア活動に参加したいと思いました。
私は今年一年生で今回初めてサポートに参加しました。陸上競技は体育の授業以外で経験した事がありません。ですので事前に学校主催の講習会に参加して、もし自分が選手として走ったらどうして欲しいかなどを考えながら、下肢や腰のストレッチ・マッサージを中心に練習をして当日に臨みました。
当日は晴天に恵まれて選手の気合十分という感じでした。
一年生はスタート前のサポートには参加せず見学でした。先輩方、先生方のサポートを見学したり、お話を聞いたりして気付いたことが沢山ありました。まずスタート前のアップの為のストレッチをされたい選手が多い事です。ストレッチと一言で言っても、スタティック・ストレッチ、バリスティック・ストレッチ、ダイナミック・ストレッチ等、様々な種類があります。アップ時にどのストレッチが有効なのかを事前に考えておらず、自分の知識と経験の無さを思い知らされました。
ゴールされた選手のサポートは一年生も参加出来るとの事だったので、選手がゴールされる前に少しでも、より沢山のマッサージやストレッチのやり方を学ぼうと、沢山の先生方にマッサージの指導をしていただきました。少しの時間でも練習すれば自分の経験になり自信に繋がると思ったからです。実際、選手のサポートをしてみると、練習とはやはり違うのだなと気付かされる事がありました。ゴール直前の選手はとにかく汗がすごい事です。マッサージ用のタオルはあっという間に濡れてしまいました。軽擦したくても滑らない。それなら他の方法でしようとか、とにかく必死でした。トライアスロンの大会で山登りもあり、下肢が痙攣している方、突然つる方が多く、そういった症状の方にどれ位の力でマッサージやストレッチを行えば良いのかと色々不安になる事もありましたが、何とかやり遂げる事が出来ました。
まだまだ力足らずで悔しい思いを沢山しましたが同時に沢山の刺激をもらって、これからもっともっと勉強して経験を積んでいこうと改めて思いました。ただ待っていても誰も教えてくれないし、積極性を持つ事がとても大切だと感じ、失敗を恐れて何もしないより、失敗してもそこから学べば良いのだという思い切りの良さも大事なのだと強く感じた一日でした。次回も必ず参加して少しでもレベルアップして臨みたいです。
私はこのスポーツサポートに参加することが出来て本当に良かったと思っています。その理由として前夜祭での出来事、レース当日における出来事があります。前夜祭では石川県柔道整復師会の先生方、金沢大学アスレチックトレーナー部の学生の方々、本学校長並びに先生方、山の上クリニックの先生方
が参加され、そして我々学生も参加させて頂いたのですが、普段あまり出会う事の出来ない方々と交流を持つ事が出来、自分の将来を考える上でとても良い勉強になりました。
鉄人レースの出来事の話の前に私は前年の金沢市民マラソンでは苦い思い出があります。それは初めての参加であった事もあり、自分に自信がなく、消極的であったために一人しか施術を行う事が出来なかったという事です。
その反省をバネに今回は積極的に施術をしようと心に決めて本大会に参加しました。しかしレース前の施術は利用者が少なかった事もあり、一人も施術する事が出来ませんでした。自分自身に腹が立ち、とても悔しかったです。
レース中は全く利用者が来ないので、ひたすら先生方にアドバイスしてもらいました。中々上手く行かず、自信の無いままにレースはショートの選手たちが次々とゴールし、利用者も増えてきました。
私は覚悟を決めて一人目の選手の施術を行いました。緊張であまりその時の事はよく覚えていません。覚えている事と言えば、山田先生に「時間がかかり過ぎです。」と注意された事くらいです。しかし二人目以降はこの日の為に購入した腕時計を見ながら、時間調節しながら行う事が出来て、選手の方達も喜んで帰って行かれたので本当に嬉しかったです。
気が付けば十二人程の選手の施術を行い、自分にも少し自信を持てるようになりました。来年も是非参加したいと思います。
今回は全校的に事前準備に取り組み、参加学生はマッサージ部門、テーピング部門、ストレッチ部門などの少人数グループに分かれ、直接指導に近い形で先生の指導を受けました。これにより、自分の「得意分野」ができ、心の余裕を持ってケアにあたることができたと思います。
私自身はケア以外の部分では、外部の方と積極的に情報交換するよう心がけました。接骨院の先生からは、レース前と後でのストレッチ方法の違いや、既往歴に肉離れがある選手への対応など、実践的な知識を教えていただきました。また金沢大学アスレチックトレーナー部の学生との交流では、選手のコンディションや特性を確認する方法について参考になる話を聞くことができました。
この活動を通して実感したことは、選手のパフォーマンスを向上させるケアを提供するためには、より広く、専門的な知識が必要だということです。学校で学んだことを現場で活かす上で、大変貴重な体験となりました。
私は今年初めて金沢市民マラソンのスポーツサポートに参加しました。
「実践で学ぼう」というポジティブな気持ちの反面、「うまくできるのか」という不安もあり、期待と緊張を抱えながら当日を迎えました。
ブースでほかの参加者とともに待機していた私は、知らない人の身体に触れるのが急に怖くなり、先輩方が積極的に選手のケアにあたっているのを横目で見ながら固まっていました。
そんな私の背中に「やらんのか? やらんかったらいつまで経っても同じやぞ!」いう山田先生の声が飛びました。その声のおかげで、勇気をふりしぼって数名の方のケアにあたることができました。
手技について先生からその場でアドバイスをもらいましたが、選手とのコミュニケーションの大切さや、信頼感醸成の重要さを痛感しました。
とにかく現場で実践できたということは、小さいながらも自分の自信となり、今後進む道を考える上でもいい経験になりました。こうした体験は授業ではできないので、来年も参加したいと思います。